今日もまた、前回に引き続きボクシングのパンチを重くするための肩の安定性を向上させるエクササイズを紹介します。
肩の安定性がパンチにどのように影響するかは前回の❶の記事で書きました。まだ読んでない方は是非読んでみてください。→ 重いパンチをあなたに!❶
今回のエクササイズは、レネゲードロウ・トーソローテーションです。↓
このエクササイズでは、胴体を回転させるために片腕は『押す』動作、そしてもう一歩の腕は『引く』動作を行います。鍛えることのできる身体の部位は主に体幹部と上半身です。
この動作が実際に人間が行う動作に近くとても機能的である理由は、『この動作が体幹をともなった上半身の押す・引く動作』であるからです。体幹部が基礎の役割を担うため、この部分がしっかりと安定していないと『押す・引く』の動作を安定して行うことができません。まさに日常生活、またはスポーツや格闘技の場で、私たちが実際に行う動作と同じだと言えます。
今回は肩関節の安定性ということがテーマであるので、この動作の中で特に注目したいのが『押す』方の腕です。この腕が常に完全伸展状態にあり、動作のトップポジションで両肩のラインとその腕が一直線状になっているのが分かると思います。
まさにこのポジションが、パンチのインパクトの瞬間であることにお気付きですか?動作を通して丁寧に、バランスを崩すことなく、それができる負荷で行いましょう。
注意点:『押す』方の腕に特に注目、毎回この腕と両肩が一直線になるように行う。
この動作がしっかりとできるようになったら以下のバリエーションを加えて、より幅広い刺激を身体に与えることもできます。
レネゲードロウ・プッシュアップ ↓
レネゲードロウ・プレス ↓
レネゲードロウ・パウエルレイズ ↓
実際のトレーニングをしてみたい方、またはコーチとしてのプログラミングにご興味をお持ちの方、ご質問がありましたらお気軽にコメントまたはメッセージをくださいね!
では!