コーチOTOYAのブログ

私は食事法と運動を通じて皆さまにマインドフルネスを教えています。あなたが運動をする目的が「体重の減らすこと」「健康になること」「アスリートとして強くなること」または単に「より良い人間」になること...それが何であろうが、永続的な変化をもたらすには、あなたのマインドセットがまず変わらなくてならないのです。それを伝える手段が私にとっては運動であり、食事法なのです。

クロスフィットを理解する㊁【高い運動度合で実施される様々な実用的動作】

クロスフィットとは「高い運動度合で実施される様々な実用的動作」と簡単に表現することができます。

 

「様々な」とは決まりきった運動を毎回行わないということです。決まりきった運動をすることは身体を習慣づけてしまい、予想外のことに対処できなくなってしまいます。

 

私たちは明日何が起こるか知りません。明日、火事があって誰かを担いで走ることになるかもしれないのです。普段から行うトレーニングもそうあるべきです。

 

 

次の「実用的な動作」とは人間が大昔から行っている生きるために必要不可欠な動作のことです。スクワット、デッドリフト、クリーン、スナッチ、ランニング、ジャンプ動作などは、トレーニングをする人にしか必要ない動作だと思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

 

床に置いてある重い荷物を棚に乗せるとき、私たちは自然とクリーンと同じ動作をしています。それと同じこと多くの場合形状がより複雑な荷物などではなく、単純なバーベルを使用して行うだけなのです。

 

またクロスフィットでは実用的な動作の改善を目的としているため、反動を使うことは制限していません。例えばプルアップでは全身を使って動作が行われます。スポーツでも実際の生活でも、反動を使わずに行われる動作はほとんど存在しません。先のパワーの話に戻りますが、どれだけ短時間で仕事を終わらせるかということが重要だとすれば、そのために反動を使うことで、もちろんより大きなパワーを発揮することができ、効率良く仕事をこなすことができるのです。

 

また、クロスフィットでは反動を使わないで動作が行われる筋力トレーニングを実施することもあります。しかし、これは全身を使っての動作のパワー向上によるパフォーマンスの改善が目的であり、ボデイービルディングのように筋肉肥大が目的ではありません。

 

 

最後の「高い運動度合」とはより短い時間で与えられた仕事をやり終える努力をするということです。1kmのジョギングをゆっくりとすることは、運動強度が低いと分類されるでしょう。しかし、1kmを誰かと全力で競争したらどうですか?これは高い運動度合いということになるのは誰でも分かると思います。この高い運動強度こそが、その人の身体が大きなパワーをつくり出している証であるのです。