コーチOTOYAのブログ

私は食事法と運動を通じて皆さまにマインドフルネスを教えています。あなたが運動をする目的が「体重の減らすこと」「健康になること」「アスリートとして強くなること」または単に「より良い人間」になること...それが何であろうが、永続的な変化をもたらすには、あなたのマインドセットがまず変わらなくてならないのです。それを伝える手段が私にとっては運動であり、食事法なのです。

本当に痩せたいあなたへのメッセージ ⓵《自分の身体の声を聞ける?》

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本当に痩せたいあなたへのメッセージ ❶《空腹シグナルが消えるのを感じられる?》

 もし、あなたが『体脂肪を減らし、痩せた身体を手に入れたい!』っと願う多くの人の一人なら、私からのこのメッセージに耳を傾け、それを実践してください。

 

今回があなたが太っている自分を鏡で見る最後になるかもしれません。

 

多くの方が『痩せる!』っと心に決めてまず始めることは、

 

  • 食事の量や食べ物の種類制限するダイエット法を始める。
  • 自分でできるジョギングや水泳などのアクティビティをする。
  • ジムに通って運動する。

 

などだと思います。

 

これら方法を通じて、あなたが期待する『痩せる』という成果を得ることはできます。

しかし、その成果を得るためには、かなりの頑張り、苦労、苦悩、そして労力が必要とされます。

 

 そして、その成果を維持できる期間も短くて数週間、長くて数ヶ月から数年程度でしょう...最終的にはもとの状態に戻る、またはもとの状態よりも太ってしまいます。

 

では、生涯を通じて過剰な体脂肪で包まれていない健康的な身体でいるためには、まず何がなされるべきなのでしょう?

 

それは、食べ物の種類や量を制限することや、ジョギングすることや、ジムで運動するなどの『外のすること』ではなく、『内のすること』から始めることです。

 

すなわち、『自分の身体の声を聞く』ということです。

 

あなたの身体は、常に身体の状態をあなたに知らせるために様々なシグナルを送っています。まずは、このシグナルを聞いてあげられるようになるのです。

 

そして、あなたの『太る痩せる』に大きな関わりを持つシグナルこそが『空腹』という感覚なのです。

 

空腹とは、私たちが活動を通じてエネルギーを消費し、それが足りなくなってくると身体が私たちにエネルギーの補給を促すために発するシグナルです。

 

このシグナルが聞こえた時に『食べ』、このシグナルが消えた時に『食べるのをやめる』のです。

 

そうです。このシグナルが消えた時に『食べるのをやめる』のです!

 

もう一度、しつこく言います。空腹シグナルが消えた時に『食べるのをやめる』のです!!

 

私たちの多くは、空腹シグナルが発せられたのを感じるのは過剰と言うくらい得意です。

 

しかし、まったくと言って良いほど、この空腹シグナルが『消える』のを感じることができないのです。

 

そして、これが私が本当に痩せたいあなたへ送るメッセージ❶です。

 

『空腹シグナルが消えるのを感じる。』

 

今回はこれだけです。次回にその方法を書きますね!






重いパンチをあなたに!❹《リストカール》

今日もまた、前回に引き続きボクシングのパンチを重くするための肩の安定性を向上させるエクササイズを紹介します。

 

重いパンチを打つためには、足腰で生み出した大きな力を漏らすことなく完璧に拳まで伝えることができなければなりません。

 

前回までは、そのための肩関節の安定性を高めるエクササイズをいくつか紹介しましたが、今回は手首の関節の安定性を高めるエクササイズを紹介します。

 

そのエクササイズとは《リストカール》です。↓

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このエクササイズでは手首関節を屈曲させるための筋力、そして屈曲した状態を静的に維持するための筋力を鍛えることができます。

 

手首を屈曲させる筋力を高めることができれば、パンチのインパクトのタイミングがずれて、腕が完全に伸びきる前にパンチが当たったとしても、十分に拳まで力を伝えることができます。

 

屈曲状態を静的に維持する筋力が高まれば、パンチが芯を捉えなかったとしても、十分な力を伝えることができます。フック系のような巻き込むようなパンチでもインパクトの衝撃で手首関節を『ガッチリ』固めることができるので、力をそこから漏れ出すことがありません。

 

さらに、これら手首の2種類の筋力が高まれば、手首の捻挫などの怪我を大幅に減少することができます。

 

屈曲させるための筋力を鍛える場合は、低〜中負荷(8〜15回程度はできる負荷)で繰り返し動作を行います。維持するための静的筋力を鍛える場合は少し重めの負荷(10〜20秒程度維持できる負荷)で手首の屈曲状態を維持します。

 

ポイントは反動を使わずに、手首関節の最大限の屈曲可動域を用いて動作を行うことです。

 

この動作をしっかりとできるようになり、筋力も付いてきたら様々なバリエーションを取り入れ、より多様な刺激を手首に与えるのも良いでしょう。

 


バーベルリストカール ↓

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ダンベルリバースリストカール ↓

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スタンディングプーリーリストカール ↓

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シーティッドプーリーリストカール ↓

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インクラインダンベルリストカール ↓

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実際のトレーニングをしてみたい方、またはコーチとしてのプログラミングにご興味をお持ちの方、ご質問がありましたらお気軽にコメントまたはメッセージをくださいね!

では!

 

 

 

 

重いパンチをあなたに!❸《レネゲードロウ・トーソローテーション》

今日もまた、前回に引き続きボクシングのパンチを重くするための肩の安定性を向上させるエクササイズを紹介します。

 

肩の安定性がパンチにどのように影響するかは前回の❶の記事で書きました。まだ読んでない方は是非読んでみてください。→ 重いパンチをあなたに!❶

 

今回のエクササイズは、レネゲードロウ・トーソローテーションです。↓

 

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このエクササイズでは、胴体を回転させるために片腕は『押す』動作、そしてもう一歩の腕は『引く』動作を行います。鍛えることのできる身体の部位は主に体幹部と上半身です。

 

この動作が実際に人間が行う動作に近くとても機能的である理由は、『この動作が体幹をともなった上半身の押す・引く動作』であるからです。体幹部が基礎の役割を担うため、この部分がしっかりと安定していないと『押す・引く』の動作を安定して行うことができません。まさに日常生活、またはスポーツや格闘技の場で、私たちが実際に行う動作と同じだと言えます。

 

今回は肩関節の安定性ということがテーマであるので、この動作の中で特に注目したいのが『押す』方の腕です。この腕が常に完全伸展状態にあり、動作のトップポジションで両肩のラインとその腕が一直線状になっているのが分かると思います。

 

まさにこのポジションが、パンチのインパクトの瞬間であることにお気付きですか?動作を通して丁寧に、バランスを崩すことなく、それができる負荷で行いましょう。

 

注意点:『押す』方の腕に特に注目、毎回この腕と両肩が一直線になるように行う。

 

この動作がしっかりとできるようになったら以下のバリエーションを加えて、より幅広い刺激を身体に与えることもできます。


レネゲードロウ・プッシュアップ ↓

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レネゲードロウ・プレス ↓

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レネゲードロウ・パウエルレイズ ↓

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実際のトレーニングをしてみたい方、またはコーチとしてのプログラミングにご興味をお持ちの方、ご質問がありましたらお気軽にコメントまたはメッセージをくださいね!

 

では!

 

 

重いパンチをあなたに!❷《トルコ式ゲットアップ》

今日は前回に引き続き、ボクシングのパンチを重くするための肩の安定性を向上させるエクササイズを紹介します。

 

肩の安定性がパンチにどのように影響するかは前回の❶の記事で書きました。まだ読んでない方は是非読んでみてください。→ 重いパンチをあなたに!❶

 

 さて、このトルコ式ゲットアップという動作とは以下のような動作です。

 

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ケトルベル、またはダンベル、器具がない場合は水で満たしたペットボトルでもすることができます。

 

ご覧の通り、この動作では腕をまっすぐに伸ばした状態(パンチのインパクトの瞬間と同じ)で肩関節の内旋と外旋、さらに伸展と屈曲も同時に行われます。まさに肩関節の安定性を高めるにはもってこいの動作であると言えます。

 

動作の解説ですが、まずは寝た状態からスタートです。ケトルベルを身体の横に置き、ケトルベルと同じ方の脚を90度程度に曲げます。そして、両手でケトルベルを持ち、肘を床についた状態で片手の上に乗せます。(重い負荷を床から片手で持とうとすると肘を怪我する場合があるので注意です。) そして、それを天井に向け押し出し、腕を完全に伸ばし切ります。その腕の状態を維持して、床についた腕を伸ばし、腰を高く上げ、前に伸ばした脚を後方へ抜き膝を床に着きます。そこから上体を起こし、前足のかかとに力を入れて立ち上がります。下りる時は、この逆をすれば良いだけです。

 

動作方法:

ケトルベルを身体の横に置き、同じ方の足を90度程度に曲げる。
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ケトルベルを持った腕を伸ばす。
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床についた腕を伸ばす。
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腰を高くあげる。
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前足を抜き、膝をつく。
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上体を起こし、立ち上がる。
(床に戻る時は逆をします。戻りも動作に含まれます。ゆっくりと丁寧に!)

 

初心者の方は、まずはできる限り軽い負荷から始めてください。この動作は負荷が重ければ良い訳でなく、動作を完璧に美しく行うことが目的です。私はクライアントの方に、まずは紙コップでやってもらっています。↓

 

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軽い負荷で動作が完璧にできるようになったら、負荷を徐々に増やしてよりチャレンジングにしても良いですね。または、バリエーションとして以下のようなこともできます。↓

 

ボトムズアップトルコ式ゲットアップ:

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ペットボトルを水で半分満たしてのトルコ式ゲットアップ:

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実際のトレーニングをしてみたい方、またはコーチとしてのプログラミングにご興味をお持ちの方、ご質問がありましたらお気軽にコメントまたはメッセージをくださいね!

では!

 

 

 

重いパンチをあなたに!❶《ウィンドミルエクササイズ》

私は若い頃、ボクシングなどの格闘技の漫画を読むのが好きでした。そして、その中で頻繁に『パンチの重い軽い』が、まるで生まれつきのように語られているのを読んだことを覚えています。

 

しかし、私がトレーナーとして実際に格闘技のプロ、またはアマチュアの方々を指導する中で、この『パンチの重い軽いは生まれつき』っという考えに疑問を持つようになりました。

  

なぜならプロ、アマチュアの方を問わず、肩関節を安定に維持するための能力が著しく欠如していたからです。

 

パンチのインパクトの瞬間に肩関節を安定させ、『ガッチリ』と固める能力は、重いパンチを打つための基本です。これにより下半身で生み出された力が体幹を通り、肩関節で漏れ出すことなく腕へと伝わり、そして拳へと伝達されるのです。

 

ですから、肩関節の安定性がまったく熟していない状態で『生まれつき』っと言い切って諦めてしまうのはとっても残念なことなのです。

 

そんな私の経験から、今日は肩関節の安定性を向上させるための動作である、ウィンドミルエクササイズのやり方と、この動作を普段のボクシングトレーニングに組み込むためのプログラミングのコツを紹介します。これによりあなたのパンチが重くなることを願っています!

 

まずは、このウィンドミルというのはこんな動作です。

 

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ウィンドミルとは日本語で『風車』のことです。

 

ケトルベル、またはダンベルを頭上に持って足を肩幅よりも広くして立ち、その状態から胴体をつま先を外に向けた脚の方へ倒すことで動作を開始します。そして、背骨がまっすぐな状態を維持して太ももと膝の後方にストレッチを感じるまで胴体を下げていきます。

 

この動作はハムストリングと股関節の可動域を広くするためのモビリティーエクササイズとしても効果がありますが、今回私たちが注目するのは、肩関節の動きです。よく見てみると胴体を下げるにつれて肩関節が内旋し(親指が前に向く)、上がるにつれて外旋しているのが分かります。

 

これが今回の課題である『肩関節の安定性』を高めるために重要なのです。肩関節を安定させるためには完全に内旋させる、または完全に外旋させる方法があります。関節がそれ以上回らないので関節を『ガッチリ』と固めることができるのです。

 

ですから、パンチのインパクトの瞬間に、この内旋または外旋限界に可動位置に関節を入れ

、固定することができればあなたのパンチはより重いものとなるのです。

 

この動作をダンベルをしっかりと安定させて、ゆっくりと行えない場合は、肩関節の内旋・外旋の可動域のどこかに安定にできない要因が含まれていると考えられます。

 

そんな場合は、まずは水で満たしたペットボトルなどの軽い負荷で行い、徐々に負荷を増やしていき、最終的には自己体重の1/4程度の負荷で数回できるようになりましょう。

 

プログラミングのコツ:

ボクシングの練習に取り入れていく場合は、準備運動の一環として行うのも良いと思います。例えば、縄跳びを1分間、ウィンドミルを左右ゆっくりと10回ずつ、シャドウボクシングを1分間、それを1セットとして3〜4セット繰り返すことなどです。

 

例:

3〜4セット:

1分間 縄跳び

ウィンドミルエクササイズ, 左右10回ずつ

1分間 シャドウボクシング

休憩1分間

 

または、ボクシングの練習終了時のクールダウンエクササイズ、またはストレッチとして行うこともできます。例えば、アイアンクロスストレッチを左右10回ずつ、ウィンドミルエクササイズを左右10回ずつ、スクワットボトムホールドを1分間を3〜4セット繰り返すなどです。

 

例:

3〜4セット:

アイアンクロスストレッチ, 左右10回ずつ

ウィンドミルエクササイズ, 左右10回ずつ

1分間 スクワットボトムホールド

(すべてが運動強度の低い動作であるため休憩は基本的に必要としません。)

 

こんな感じでいかがでしょうか?

 

ご質問がありましたお気軽にコメントください。ウィンドミルエクササイズ以外にも肩関節の安定性を向上させる動作はたくさんあります。これからそれらも紹介していきます。

 

では!



ボクシングのための俊敏性の鍛え方!

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ボクシングのための俊敏性トレーニン

ボクシングで必要となる俊敏性を鍛えるためにも、はじめの記事で書いたホメオスタシスの概念が大切になります。簡単に言ったら、あなたが現在持っている筋肉の能力の少し上の刺激を、定期的に向上を目的とする能力を鍛えるのです。

 

私がボクシングに『俊敏性のトレーニング』が必要であると考える主な理由は2つあります。先ずは相手との正確な距離を常に維持するため、次の理由はパンチを正確に感知して避ける、ガードする、さらに正確にパンチを繰り出すためです。

  

このような俊敏性を鍛えるには、『筋肉などの物理的要素を適応させる運動』と『動体視力や反射スピード、バランス感覚などの神経的要素を適応させる運動』の2種類が必要となります。

 

物理的要素を適応させる運動:


神経的要素を適応させるための運動:

これらの運動をする上で大切な点は、その目的が『俊敏性を鍛える』ことであるため、疲労で動作が鈍くなるまでやらないことです。すなわち、毎セットごとに同等の努力度とスピードが保てるように必要に応じて休憩を入れることが成果を最大限に得るために重要なのです。

 

以上のことを踏まえた上で、私がどのようなプログラムを作るかというと以下の通りです。(私は長時間運動することが良いとは考えていないので、各プログラムは15〜20分程度で終わるように組まれています。)

 

例1:

A. Zumba(ズンバ)の練習, 5分間

B1. トウウォーク, 20m (10m前向き/10m後ろ向き);休憩なし
B2. ジャグリング, 2分間練習;休憩なし
B3. メディスンボールサイドスロウ, 12〜16回(左右交互);休憩60秒間
X 3セット

 

解説:

Zumbaは身体各部の連動性の改善と、身体の重心位置と地球の中心を合わせるトレーニングにはもってこいです。これが下手で嫌な人ほど必要です。5分間楽しみましょう。
トウウォークでは戻って来る時に多少キツくなる程度の負荷を持って行います。
ジャグリングは練習すると徐々にできるようになるのでイライラせずに楽しみます。
メディスンボールスロウは毎回全力で投げ、スピードと強度が落ちる前で休憩へと移行します。

 


例2:

A. ラダードリル, 5分間, 必要に応じて短い休憩を取る

B1. バウンディングボックスジャンプ, 10〜15回;休憩なし
B2. テニスボールパンチドリル, 2分間;休憩なし
B3. スラムボール, 10〜15回;休憩30秒間
X 3セット

 

解説:

ラダードリルには、数多くのバリエーションがありますが、まずは簡単なのを2〜3種類選び、それらが上手くなってから次へと進みましょう。動作が『だるだる』になる前に短い休憩を入れて5分間行いましょう。バウンディングボックスジャンプは、アキレス腱に大きな負担を掛けるため、最初のうちは注意が必要です。やり足りない程度の回数からスタートし、4週間程度かけて徐々に回数を徐々に増やしていきます。テニスボールパンチドリルは、最初はボール拾いが多いですが、続けていくとある時突然それはやってきます。いちいち考えずに続けてください。スラムボールは毎回全力で行います。スピードと強度が前で休憩へと移行します。

 


例3:

A. 縄跳び二重跳び, 20〜30回;30秒間休憩 x 4〜5セット

B1. クラッピングプッシュアップ, 6〜12回 ;休憩なし
B2. スティックドリル, 2分間練習;休憩なし
B3. ラテラルホップ, 10〜20回;休憩30秒間
X 3セット

 

解説:

二重跳びができない場合は練習を5分間程度行ってください。普通の二重跳びに慣れてきたらあや跳びなどのバリエーションも加えていきましょう。クラッピングプッシュアップはスピードと強度が落ちる前に止めます。すティップドリルもその時は突然やってきます。いちいち考えずにひたすらします。ラテラルホップはスピードと強度が落ちる前に止め、休憩へと移行します。

 

これら以外にも、俊敏性を向上させることのできる運動は数多く存在します。ですが私はむやみやたらに運動を複雑にすることが好きではありません。逆に単純な運動の完成度が大切だと考えています。

 

ボクシングを毎日している人は、ボクシングの練習との時間を十分にあけて週2〜3回程度、ボクシングを週2〜3回している人は、練習のない日に時間を作って3〜4ヶ月やってみてください。成果を感じられると思います。

 

ボクシングジムを経営している方は、ボクシングの練習以外の『ボクシングに役立ち、怪我の予防ともなる』このようなエクササイズクラスを週末などにメンバーの方達に提供するのも良いと思います。

 

もっと詳しく動作やプログラムの作り方を知りたい方はお気軽にご連絡ください。

では!

 

 

ボクシングのための筋力の鍛え方!

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ボクシングのための筋力トレーニン

ボクシングで必要となる筋力を鍛えるためにも、前回の記事で書いたホメオスタシスの概念が大切になります。簡単に言ったら、あなたが現在持っている筋肉の能力の少し上の刺激を、定期的に向上を目的とする筋肉、または筋肉群、時としては全身に与えるのです。

 

私がボクシングに筋力トレーニングが必要であると考える主な理由は怪我の予防です。特にパンチの衝撃を受ける肩関節、肘関節、そして手首関節を怪我することが私自身多かったので、これらを中心に鍛えることが望ましいと言えます。

 

そして、もう一つ私がボクシングに筋力トレーニングが必要であると考える理由は、筋力と関節の安定性を筋力トレーニングにより高めることで、パンチを重くすることができると考えるからです。

 

私は若い頃、よくボクシング漫画やテレビ中継で「このボクサーはパンチが重い!」とか「俺はパンチが軽いから...」などとあたかもそれが生まれ持った才能のように書かれていたり、言われているのを聞いたことがあります。

 

しかし、私は同じ体重のボクサーのパンチの重さや軽さの違いの多くは、関節の安定性に関係していると考えます。パンチが当たった瞬間の衝撃でも関節をしっかりと固めることができ、その衝撃を100%伝えることのできるボクサーは重いパンチを打つことができ、逆に関節が衝撃の瞬間に動いてしまい、力を完全に伝えることのできないボクサーはパンチの質が軽くなるのだと考えています。

 

もちろん、そのボクサーの上半身の動作と下半身の動作の連動性などもパンチの質の大きな要因ですが、全てを考慮した上でも決して改善できない生まれ持ったものではないと私は考えます。

 

筋力トレーニングを必要とする理由

  • 怪我の予防
  • パンチの質の改善


では、上の目的を達するためにできる動作をここで紹介していきます。

 

まずは肩関節を主とする動作:
プルアップ
リングロウ
リングプッシュアップ
リングディップ
サイドプランクパウエルレイズ
リングプランクホールド
テーブルトップホールド
ターキッシュゲットアップ
ウィンドミル
レネゲードロウトーソローテーション
ダンベルエクスターナルローテーション
など...

 

次に肘関節を主とする動作:
バイセップカールプレス
リバースカール
トライセップエクステンション
チンアップ
ダイアモンドプッシュアップ
など...

 

最後に手首を主とする動作:
リストカール
リストプッシュアップ
フィストプランクホールド
フロッグスタンドホールド
など...

 

これらをどのようにプログラムにするかというと、多様なやり方があるのですが、私はそれぞれの動作群の中から使う主な筋肉群がダブらない動作をそれぞれ選び、動作間に短い休憩を入れてローテーションするのが好きです。

 

ですから...

 

A1. プルアップ、限界回数; 休憩20〜30秒
A2. ダイアモンドプッシュアップ, 限界回数; 休憩20〜30秒
A3. リストカール, 限界回数; 休憩20〜30秒
X 3 - 4セット

 

A1. リストプッシュアップ、10〜15回; 休憩20〜30秒
A2. バイセップカール, 10〜15回; 休憩20〜30秒
A3. ターキッシュゲットアップ, 10回/片側; 休憩20〜30秒
X 3 - 4セット

 

または休憩を取っ払って運動強度を高め、さらにインターバル的に...

 

5 ラウンド:
16回 レネゲードロウトーソローテーション(交互に行う)
12回 リバースカール
30秒間 フロッグスタンドホールド
休憩2分間


こんな感じですかね...

 

他にも様々なやり方は存在しますが、あまり複雑する必要は特にありません。筋肉肥大のためにしているのではないので、関節を伸ばし切らずに筋肉に負荷を常に与えておく...などということはぜずに、毎回毎回しっかりと関節の可動域を最大限まで用いた動作で行いましょう。特にホールドをする時は最大限の努力で全身の筋肉を硬直させ、その姿勢を維持するようにすることが大切です。

 

ご質問がある方はお気軽にご連絡ください。プログラミングを学びたい方も募集中です。

 

では!