コーチOTOYAのブログ

私は食事法と運動を通じて皆さまにマインドフルネスを教えています。あなたが運動をする目的が「体重の減らすこと」「健康になること」「アスリートとして強くなること」または単に「より良い人間」になること...それが何であろうが、永続的な変化をもたらすには、あなたのマインドセットがまず変わらなくてならないのです。それを伝える手段が私にとっては運動であり、食事法なのです。

本当に痩せたいあなたへのメッセージ ⓷《無駄に食べない5ステップ!》

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本当に痩せたいあなたへのメッセージ ⓷《無駄に食べない5ステップ!》

 

前回の記事、『本当に痩せたいあなたへのメッセージ⓶』で、『空腹シグナルが消えるのを感じる』ためのその方法をいくつか紹介いたしました。


今回は、『空腹シグナルが消えた時に食べるのを止める習慣』を段階的に身に付ける方法について書いていきます。

 

まず、始めに知っておいて頂きたいことは、『ある習慣をやめて、新たな習慣を始める』ためには、ある程度の『努力』と『不快さ』がともなうということです。


それは、『タバコを吸う習慣をやめる』、『遅刻する習慣をやめる』、『誰かに依存する習慣をやめる』...それがどのような習慣であろうが同様です。


そして、『ある習慣を変える』という必要性があなたの人生に今、求められているのであるなら、それを『素直に受け入れ』、その要求に『努める』べきなのです。それが真の『努力』というものなのです。


あなたの人生が今、求めていることを、自分の都合の良い方へとねじ曲げようとする『頑張り』とは明らかに違います。そこに苦悩は存在しません。『受け入れる』のです。


そして、それにともなう『不快さ』も同様に『受け入れる』のです。『不快さ』とは常に『不快さ』だけであり、それに対して『良い悪い』の判断をする必要もなく、「あ〜キツい!!」、「もうやだな〜」などと感情的になる必要もないのです。


『不快さ』を感じた時は、その『不快さ』を言葉を使うことなく完璧に感じてあげましょう。それだけで、それ以上のことはしません。少しするとそれは消えてなくなってしまいます。

 


では、ここから今回の本題である『空腹シグナルが消えた時に食べるのを止める習慣』を段階的に身に付ける方法を話していきます。


真剣に読み進んでください。あなたはこの記事を読み、実行することで人生を変えることができるのです。


前回の記事では、『空腹シグナルが消えた』のに気づくためには、ゆっくり食べる必要があると書きました。そして、そのためのいくつかの対策を紹介しました。それらが以下です。

 

  • 一口食べるごとに水を少しだけすすり、その水を飲み込んでからもう一口食べる。
  • 一口食べるごとにゆっくりと20回以上噛み、飲み込んでからもう一口食べる。
  • 一口食べるごとに箸を机に置き、口の中の物を飲み込んでからもう一口食べる。
  • 一口食べるごとに目をつむり、口の中の食べ物の味と食感を感じて、飲み込んでからもう一口食べる。

 

しかし、始めからすべての食事で最初から最後までゆっくり食べるのは至難の技です。ですから段階的にそこまでたどり着きます。

 

ステップ1:

一日の中で最も時間の取れる食事を選び (できれば一人)、いつも通り普通に食事を始め、中盤程度の差し掛かったところ、まだ少し空腹が残っているところから上記の対策のどれかを始めます。


そして、一口ごと食べ物を飲み、口の中が空になる度に『まだ、お腹空いてる?』と問い始めるのです。


ある時必ず『空腹が消え』、その問いに対する答えが『YES』の瞬間が訪れます。その瞬間に『気づく』のです。


その時点で、食事をやめれるならそこでやめても構いません。しかし、そのままいつも通りに食事を続けても良いでしょう。


この段階で大切なのは空腹が消えたことに『気づく』ことなのです。ですから、そのあと満腹まで食べてしまっても良いとしましょう。


注意点:『やめるやめない』を決める基準に『空腹の有無』のみを使い、『食べ物がもったいない!』という基準を使わない。それは違う問題です。もったいないと思うのならラップをかけ、冷蔵庫に戻し、あとで食べれば良いだけです。『食べ切る必要』などは、そもそもありません。どちらかと言えば、それは『食べるための言い訳』です。

 

 

ステップ2:

一日の中の一食で、定期的に継続的に空腹が消えることに気づけるようになったら、そこで一旦箸を置き食べるのを中断します。


そして、ゆっくりと丁寧に呼吸をし、その呼吸を3回数えるのです。この時点で、もし食事をやめれそうだったらやめても構いません。しかし、引き続き食事を継続しても構いません。この段階で大切なのは空腹が消えた時点で、『間』をつくることなのです。

 


ステップ3:

ここからはステップ2での『間』を徐々に長くしていくだけです。空腹が消えてから、ゆっくりと丁寧に呼吸を3回できるようになったら、4回、5回、6回、7回、8回、10回と徐々に伸ばしていきます。


ここで大切なのは一貫性です。たまに5回、たまに10回、たまに3回とやっていくのではなく、毎回5回なら5回、それが毎日できるようになったら毎回6回と徐々に『成功』を積み重ねてください。

 

 

ステップ4:

一日の中の一食で毎回10回まで数えられるようになったら、ある時、10回数えたあとに、その場を離れましょう。その場を立ち去るのです。


ただ目的なく離れるのではなく、何かあなたが『ワクワク』するアクティビティを準備しておき、それへと移行するのが楽でしょう。


『絵を描くこと』にワクワクする人はそれをする、『子供と遊ぶこと』にワクワクする人はそれをする、『本を読むこと』にワクワクする人はそれをします。

 

この時に大切なのは『切り換え』です。食べ物が『もったいない』という考えからは一旦離れましょう。残されて捨てられようが、あなたの体脂肪になろうが、どちらにしても『もったいない』のですから。

 

 

ステップ5:

一日の中の一食で毎回10回まで数えられるようになり、立ち去れるようになったら、今度は呼吸を数える回数を逆に少なくし始めます。


10回だったものを9回にして、その場を立ち去る。それができるようになったら8回、そして7回とやっていくのです。そして、ある時『空腹が消えた』と気付いた時に1回丁寧呼吸をして、その場を立ち去るのです。

 

 

ステップ5に達するまでには、あなたのその日の活動レベルによってどれくらいの量の食べ物で『空腹シグナル』が消えるかがある程度正確に分かってきていると思います。そして、食べ物を無駄にすることは、ほとんどなくなっているでしょう。


さらに何より、あなたの身体と心に大きな変化が表れていることでしょう。


『今まで、どれほど多くの食べ物を無駄に、雑に食べてきたのか...』


『なぜ、そんなに食べなくてはいけなかったのか...』

 

『食べる』という行為を通じて、あなたは自分自身との付き合い方を見直しているのです。

 

 

まとめ:

『あなた』の人生、そして命が求める『あなた』本来の身体を手に入れるためには、『あなたの身体の声』に耳を傾け、それを理解してあげ、素直にそれに従うだけで良いのです。

 

あたかも、泣く赤子が言っていることに愛情を持って耳を傾け、何がして欲しいのかを理解し、それをしてあげるかのように...

 

そこには、強い意志で『空腹』に耐え、苦しみ、頑張って絶対にそこへ到達する... などと言った苦行のような思考は存在しません。

 

どちらかと言えば、

 

『なぜ、あなたはあなたの身体(赤子)の声を聞けないの?』

『何で聞こえても理解できないの?』

『何で理解できても何もしてあげられないの?』 

 

これらの問いへの答えを探し、その妨げになっている『あなたが長年、慣れ浸しみ培ってきた多くの『いらないものなもの』を『捨てる』ことが必要なのだと思います。

 

 

 

次回からは、今回紹介したステップをさらに効果的にするための方法を書いていこうと思います。では!