私がもし、老若男女問わず『人間が最もすべき運動を一つ選べ』と言われたら、迷うことなく『スクワット』を選びます。ですからもし、あなたが『とても忙しくて運動する時間がない!』という方なら、スクワットだけしてください。それだけでもかなりの成果を得ることができます。
私がなぜスクワットを選んだのか? その理由は以下の通りです。
- 人間にとって必須である。
床や椅子に座った状態から立ち上がる動作は、人間が二足歩行を始めた太古の時代からしている自然な動作です。この動作をする能力を維持することが、生涯を通しての自立した生活につながるのです。
- 全身運動である。
スクワットは一見、下半身の運動と思われがちですが、正しく安全に行うためには上半身の筋力も必要になります。それにより全身の筋力の維持、さらには強化につながります。全身の筋力が向上すれば基礎代謝も上がり、体脂肪の燃焼を促進することができ、結果的には生活習慣病の予防・改善となります。
- 柔軟性を維持または向上する。
身体の柔軟性を維持、さらに向上することは健康的な自立した生活を生涯送る上でとても重要です。特に股関節の柔軟性が制限されると『布団から起き上がること』、『床から立ち上がること』ができないなど日常生活の大きな障害となります。
- バリエーションが豊富である。
スクワットの動作は、その種類がとても豊富なので毎回違うことができ、飽きることがありません。自分の体重だけを負荷として使って行うスクワットをとってみても、両足を肩幅程度に開いて行う一般的なスクワット、壁から少し離れた位置に立ち、耳の横にまっすぐと上げた手が壁に付かないように行うウォールスクワット、足を前後に開いて行うスプリットスクワットなどがあります。
ペットボトルやダンベル、またはバーベルなどの負荷を用いたスクワットのバリエーションも豊富でゴブレットスクワット、フロントスクワット、バックスクワットなど、その数はすぐに頭に浮かぶものだけでも十数種類あります。
まずは、あなたのスクワットをすべき度合いをテストしてみましょう!そのテストこれ⬇︎です。
『和式トイレで何にも掴まることなく完璧なバランスを保ち、何の努力も要することなく最初から最後まですべきことをすることができますか?』
『えっ!それって当たり前じゃないの?』という方は100点合格です。
もし、あなたが便器に付いているパイプにつかまったり、横の壁に手をつき支えなければならいのであるなら、スクワットをすべき度合いはかなり高いと言えます。
そのような人は、今日から1日にするスクワットの回数をあらかじめ決めて、毎日時間のある時にゆっくりと丁寧にやってみましょう。日常生活の中で定期的にする行動と結びつけ、それをしたら『スクワットをする』っと決めるとやり易いですよ。
例:
- 朝食事前に10回、お昼ご飯前に10回、夕食前に10回するなど。
- 毎回、洗面所に入る度に10回するなど。
- お風呂に入る前に30回してから入るなど。
- 腕時計のアラームを1〜3時間ごとにセットし、それが鳴る度に5〜10回するなど。
実際にスクワットを『習ってやってみたい!』、『毎日できるスクワットプログラムが欲しい!』っという方はご連絡ください。何かお手伝いできるかもしれません。
では!